身体の仕組み~広背筋編~
こんにちは!田端しまうま整骨院の伊藤です。
ついに筋肉にお話になりまして、前回は肩の筋肉の三角筋をご紹介しました。
ちょっとした筋トレ法も一緒に紹介しましたが、やってみましたでしょうか?
三角筋は肩パッドのような筋肉ですので、しっかり鍛えるとスーツの似合う肩幅ガッチリの体形にもなります!
四十肩の予防でも、筋トレで理想体型を目指す方もぜひぜひやってみてくださいね!
さて、肩を動かす筋肉第2弾は「広背筋」!
肩なのに背中の筋肉?と思うかもしれないですが、実は腕を動かす重要な筋肉になるのです!
では、さっそく見ていきましょう!
【広背筋】
広背筋はこのように左右の背中に広くついている筋肉で、骨盤の上側の腸骨や背骨に大きくついて始まり、わきの下を通って前側へ回り込むように上腕骨にくっついています。
なので広背筋が収縮すると、腕を後ろに引くのと内側にひねる動きができます。
スポーツでは、野球やバレーなど腕を大きく上げるものから、背中を上手く使うことが必要な水泳、レスリングや柔道など相手を引き付けて崩す動作が多い格闘技系のスポーツなどで重要な筋肉になります。
また、肩甲骨を寄せる動作でも広背筋は働き、猫背など背中が丸まってしまう場合広背筋の筋力が落ちているケースがあるのです。
スポーツで幅広く活躍する広背筋ですが、ケガをしてしまう例として野球の投球障害が多く、筋力不足や使い過ぎでの摩耗で広背筋を痛め、わきの下で硬さやけいれんなどが発生してしまいます。
これが原因となって肘が上がらないなど投球フォームが乱れてしまい、肘や肩に負荷をかかけてしまうのです…
さらにそのまま肩に負担をかけてしまいますと、筋肉や関節のクッション部分が骨に挟まってしまい痛みを生じるインピンジメント症候群という更なるケガを引き起こすなど、色んなリスクが発生してしまいます。
一見肩とは関係なさそうな広背筋ですが、こうした事態を招いてしまう可能性を秘めているので、筋力トレーニングやストレッチで広背筋を万全な状態にしておくことが大切です。
では、またここで広背筋を鍛える簡単なトレーニング法をご紹介します!
今回はプッシュアップというトレーニングで、
・ベッドや椅子など高さのあるところに腰をかけます。
・お尻の両サイドやや後ろにわきをしめるように手を置いきます。
・その状態で足は床につけたままお尻を持ち上げる
・10秒キープするのを繰り返す
この時前かがみになってしまうと効果はなくなるので、肩甲骨同士を寄せる意識をもって背筋を伸ばしてください。
効率はさておき、これが自宅でできる簡単な方法になります!
懸垂や腕立て伏せでも広背筋は鍛えられますが、できる場所が限定したりコツが少々必要だったりなので、今回は座ってできるプッシュアップをご紹介しました!
日常でもスポーツでも大活躍な広背筋はしっかり鍛えると背筋が伸びてシャキッとした姿勢を手に入れられますので、美しくカッコイイ体を手に入れるためにトレーニングをしてみてはいかがでしょうか?
肩をケガしないためにも肩の周りだけでなく、背中にある広背筋にも注目してあげてみてください!
次回はまだまだ続く肩の筋肉の第3弾!
次はどんな筋肉が出てくるのかをお楽しみにしてください!