身体の仕組み~筋肉の構造編~
こんにちは!田端しまうま整骨院の伊藤です。
ジメジメとイヤな気候になってきましたね…
ついに梅雨が来てしまうのでしょうか?
今年の梅雨も涼しくあってほしいものです…!
さて、前回は体の動き方を決めている「関節」についてお話ししましたね。
これで骨、関節が揃いましたが、まだ1つ体を動かすには必要なものがあります。
体を動かす原動力で、パワーの源の「筋肉」になります。
医療の発達により平均寿命が伸びていますが、みなさんは自分がずっと動けるという自信はありますでしょうか?
寝たきりでベッド生活なんて言う話は珍しくありません。
体を動かす筋肉が衰えてしまうとそういった状態になってしまう可能性があります。
肉体的に健康であることは誰もが望むことですね。
私たちは筋肉があることで動くことができます。もし筋肉が全くなかったら私たちは生きることができません。なぜなら心臓を動かすのも呼吸をするのも筋肉が必要だからなのです。
筋肉には自分の意思で動かせるものと、心臓や内臓の筋肉などの自分では動かせないものの2種類あり、それぞれ随意筋(骨格筋)と不随意筋と言われています。
ここでは体を動かす筋肉の随意筋である骨格筋について注目していきます。
筋肉の形は一般的にこのように真ん中が膨らんでいて、両端にいくにつれて細くなる紡錘状をしています。
このふくらみのところは筋線維という細い線維が束になっていて、この線維1つ1つが収縮することで筋肉は動いています。
イメージとしてはワラ納豆のような形を想像するとわかりやすいと思います。
そんな筋肉ですが縮むことが仕事で、自ら伸びることはできません。
この「縮む」というのが特徴で、逆に言えばこれしかできないのです。
力を入れることで筋肉が縮み体を動かし、力を抜くと体は元の位置に戻る、と意外と動きは単純なんだな~ということを覚えておきましょう!
ただこの縮むことしかできないという構造が、体の痛みを起こしている場合があります。
筋トレをする際に「鍛えたい筋肉を意識しなさい」と言われたことはないでしょうか?
このように力を発揮したい筋肉を意識することで筋トレの効果を上げることができるのですが、腰痛や肩こりがある人は痛い痛いとその場所を意識してしまいますよね。
その痛みが過剰な筋肉の収縮が原因だった場合、この意識が逆に痛みを助長してしまうということも…
解決するには力を抜くことが必要になります。
しかし力を抜くといった筋肉のコントロールは案外難しいもので、力を入れているのか抜いているのかわからない状態の方も多くいらっしゃいます。
なので、逆に「この筋肉はどうすることで力を発揮するのか」を覚えることで、その動きをしなければ力を抜くこともできるのではないでしょうか?
筋肉は骨と骨を繋ぐようについていて、筋肉が縮むことで骨を操作して体は動きます。
しかし筋肉は使わなければその機能を失ってしまうのです。
骨折でギプスなどの固定をして、外したら全く動かせないなんてことはあり得る話なので、リハビリが必要になのは筋肉の機能を回復させる目的があるからなんですね!
日常生活でも同じで、普段から使わない筋肉は他と比べるとどうしても筋力は衰えてしまいます…
日々の運動はもちろん大事ですが、どんな筋肉がどのようにして体を動かしているのかを知らなくてはなりません。
体の使い方を知ってケガをしないようにして、快適な生活を送りましょう。
では、次回からは主要な筋肉たちをピックアップしてじっくり筋肉たちを見ていきましょう!