身体の仕組み~上腕三頭筋編~
こんにちは!田端しまうま整骨院の伊藤です。
前回から腕の筋肉に入って、上腕二頭筋を見てきました!
力こぶの筋肉で太くたくましい腕にするのに人気な筋肉で、物を持つときに活躍する筋肉でしたね。
しかし本当に腕を太くしたいなら、上腕二頭筋だけでは足りないのはご存知でしたか…?
それも合わせて次の筋肉に行ってみましょう!
今回は上腕二頭筋と深いかかわりがある、二の腕の筋肉である「上腕三頭筋」を見ていきます!
【上腕三頭筋】
上腕三頭筋は肩や腕の後ろ側についていて、長頭、外側頭、内側頭と頭が3つあるためこのような名前になっています。
肩甲骨の関節付近の下側、上腕骨の上後面、上腕骨の下後面からそれぞれ始まり、最終的に3つが合流して肘の後ろの出っ張りにくっついています。
収縮することで主に肘を伸ばす動作(伸展)でよく働き、3つの頭のうち1つは肩関節をまたいでついているため、肩の伸展(腕を後ろに引く動作)にも関わってきます。
日常ではドアを引いて開けるときや、何か物を持って高い棚に置くみたいに頭上に持ち上げるといった際に使うことになります。
スポーツにおいては物を投げる、サーブなどで玉を打つ、ゴルフのスイングなどで大活躍する筋肉です。
前回の上腕二頭筋と対をなす筋肉で、2つは上腕においての拮抗筋と呼ばれ、曲げることと伸ばすことをお互いに担当しています。
この2つが絶妙に力の加減をしているので腕がぶれずに微調整ができているんですね!
しかし、上腕二頭筋と比べて日常では使う場面が少なく、どうしても筋力バランスは上腕三頭筋のほうが落ちてしまいます。
あまり使わないために柔軟性が低下し、肘を曲げるといった動作の制限をかけてしまい日常生活が不便になることがあります。
また、大胸筋のトレーニングで補助的に働く筋肉ですので、ジムでベンチプレスをしている方などはこの上腕三頭筋が筋肉痛になることもあるのではないでしょうか?
そういったケースで使い過ぎによる疲労も、ケガや柔軟性の低下につながってしまうのです…
そうならないためにも、上腕三頭筋を鍛えてあげることで積極的に使い、ケガをしないようにしてあげましょう。
また鍛えることで上腕二頭筋との筋力バランスを保ち、運動でのパフォーマンス向上にもなりますので、上腕二頭筋と合わせてトレーニングをしてはいかがでしょうか。
ここで簡単なトレーニング方法をまた1つご紹介します。
・水入り500mlペットボトルを片手に持ちます。
・腕を後ろに引けるように椅子の端に腰を掛けます。
・肩より少し後ろに腕をひき、その状態で肘を伸ばします。
・肩の位置を固定したまま、肘の曲げ伸ばしをゆっくり20回ほどやります。
・反対の腕でも繰り返します。
このときしっかり背もたれに寄りかかって行ってください。
これだけでもはじめは筋肉痛になるのではないでしょうか?
普段あまりつかってないんだなぁ…、と実感できたらバッチリです!
上腕三頭筋は二の腕の筋肉ですので、たるんだ腕を引き締めるには鍛えるべき筋肉です。
その他にも、上腕ではかなり大きい筋肉ですので腕を太くしたいなら、この上腕三頭筋を忘れず筋トレをしていきましょう!
今回は上腕三頭筋についてご紹介しました!
いかがだったでしょうか?こちらも上腕二頭筋と同じく名前は聞いたことがあるって方が多いとは思いますが、筋トレでは意外と軽視されがちですので少しでも意識してもらえたら幸いです…!
まだまだ筋肉はたくさんありますので、次回はどの筋肉がでてくるのかをお楽しみにしていてください!