伊藤ブログその①
ようやく過ごしやすくなってきた今日この頃、皆様調子はいかがでしょうか?
季節の変わり目に差し掛かりますので痛み等出る方もいるかもしれません。
さて、今日は当院スタッフである伊藤先生による腰痛の考察、自身でできるストレッチの方法等をご紹介できればと思います。
数ある腰痛の中で中々治らずにお困りの方、ぜひ試してみてください。
伊藤ブログ
- 腹筋と腰痛の関係
身体の不調の1つとしてよく耳にする『腰痛』。
「なんだかよくわからないけど腰が痛いなぁ」なんて、よく聞きますよね。
かくいう私も腰痛持ち。腰が痛いなんてもう日常茶飯事;
「原因が知りたい!」と思ってネットで調べてもよくわからない…
病院に行っても原因不明と言われ、結果よくわからない…
「なんだよ!」と思いますよね…でもそれが正解であり事実なんです。
実は腰痛の約85%は原因がはっきりしておらず、原因不明のものを『非特異的腰痛』と言い、一般的な腰痛はこの非特異的腰痛のことを指します。
原因不明と言うよりは、起因する疾患が多すぎて確定診断ができない、と言ったほうが良いかもしれません。これを便宜的に原因不明と言っているだけなのです。
その中で、筋肉の緊張に由来する腰痛はとても多いんです。
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普段の生活で、腰をどう使っているかをイメージしてみると、
食事や洗顔、スマホ操作にデスクワーク…なにかと腰を前に曲げていることが多いかと思います。
つまり言い方を変えると、お腹の筋肉を常に使っている、と言うことになります。
そんな生活を続けると、筋肉が硬くなり、背骨も曲がったままになってしまい、
これが腰痛を引き起こすと考えられています。
お腹側の筋肉で腰痛を引き起こしやすい筋は、
表層にある、いわゆる腹筋と言われている『腹直筋』と、
深層にある、股関節の動きに関わる『大腰筋』です。
特に『大腰筋』の拘縮が原因で猫背になり、腰を痛めるケースがとても多いです。
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…とは言っても、前かがみ姿勢は生活するうえで必要不可欠な動きですし、制限することははっきり言って不可能です。
それに、筋の緊張がとれてないのに姿勢だけ変えても、良くなるどころか悪化する恐れもあります。
なので、ストレッチで硬くなった大腰筋をゆるめることが、腰痛改善に重要だと思います。
大腰筋のストレッチは色々ありますが、手軽にできるものを1つご紹介します。
- まず、足を肩幅くらいに開いてまっすぐ立ちます
- 片方の足を大きく1歩前に出し、片膝をついた姿勢をとります
※膝を痛めますので膝下にタオルを敷きましょう
- 背筋はまっすぐのまま、前にある足をゆっくり曲げていき、重心を前にかけ10秒ほど
- 反対の足で①~③をやります
これだけでもだいぶ大腰筋は伸ばされるので、1日2回を目安にやってみましょう!
背中のマッサージをされてもあんまり改善されないようでしたら、お腹のほうをストレッチすると、もしかしたら腰痛が和らぐかもしれませんので、
「物は試し!」
簡単なストレッチから始めてみてはいかがでしょうか^^
やり方等わかりにくい、もっと他の運動も知りたいと思われた方、メールや電話も受け付けておりますのでお気軽にお尋ねください!