スマホの使いすぎで胸郭出口症候群が急増!?解決法は?その2
みなさま、おはようございます。
田端しまうま整骨院 院長の永井です。
パソコン、スマホの使い過ぎで急増している「胸郭出口症候群」に関する記事の第二弾です。
多くの方が肩こりだと勘違いするこの傷病。
当院に、腕の重だるさ、シビレ、冷感を訴えて来院したHさん。
ペットボトルの蓋をあけることができないHさんの体に何が起きていたのでしょう。
③ いったい何が起こっていたのか?
様々なテストの結果、Hさんは鎖骨と第一肋骨間が狭くなっていると推測されました。
私は、胸郭出口症候群の疑いがあると判断しました。
胸郭出口症候群は大きく分けて3つ(特例含めると4つ)の箇所の狭窄からおこり、
鎖骨と第一肋骨が狭まるのはその3つの分類の一つです。
頸椎から出る神経の束が筋肉や骨によって挟まれ圧迫されてしまうことの総称を
胸郭出口症候群と呼びます。
放置し進行してしまえば手術療法も視野に入る近代に多くみる怖い症状の一つです。
④ どのように治療するか?
坐骨(ざこつ)神経痛という言葉を皆様は聞いたことがあると思います。
坐骨神経痛も多くは神経の絞扼性障害なのですが、
シビレ等を発生させる神経障害の手術療法以外の非観血的な治療法は、
とにかく症状の発生を抑えていく、この一点に限ります。
痛みが出る=神経での炎症が発生している可能性が高く、
どれだけ筋肉の緊張を抑えても、骨のバランスを整えても、
まず炎症症状を治していかないと神経症状を治すことは非常に難しいです。
ですので、痛み、シビレ等が出ない姿勢を身体に覚えこませ、
その状態を最低でも1ヶ月は保ちキープすること。
まどろっこしく感じるかもしれませんが、
結果的にこれが一番早くかつ恒久的に症状を抑えることができます。
次回は、もしこの傷病になってしまったら
自分で何ができるのかについて書いていきます。
さて、本日の診察時間は9:00〜12:30、15:00〜20:00です。
みなさまのご来院をお待ちしております!